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大工に年齢制限はあるの?

大工という職種のみならず、専門職というのは年齢が若いうち、早いうちにその職業になろうと決めていなければ出遅れてしまうというイメージがないでしょうか。

専門的なことを勉強し習得しなければならないばかりか、大工のように弟子入りという選択肢があることで余計に20代以降の年齢では遅いのではないかというイメージに拍車がかかっていると思います。

しかし、実は大工という仕事に憧れていたという方、他業種だが大工の仕事に魅力を感じるようになったという方もいるはずです。そのような方々は今からでは大工にはなれないものなのでしょうか。

そこで今回は、大工の年齢についてご紹介致します。

力仕事が多い大工は若い方が有利?

大工の仕事というのは、重い木材や機材を運ぶなど力仕事が多く、体力的にきつい仕事です。
また、足場の悪い高所での作業がありますので、身軽な方であることも利点となります。

それらの点を見てみると、当然若い方が体力もありますし、若いに越したことはないのかもしれません。

しかし、若いからといって必ずしも体力があるかと言えばそうとも限りません。
普段から体をある程度鍛えていたり、ストレッチをしていたりすれば、年齢という壁もそれほど高くは感じないかもしれません。

また、最初はきついと感じる作業も、次第に体が負担を減らそうと効率よく動くようになっていく職人も少なくありません。

経験やスキルを得るために

大工の仕事は、見て、触れて、体で覚える仕事が多いです。
人によって差はあるものですが、技能を習得するためには数ヶ月では難しく、何年も長い時間をかけて身につけていくことになります。

そのことを考えると年齢が若いうちに大工の見習いとして働ければ、それだけ十分な時間をかけてスキルを得ることができるため、年齢が若いうちから大工を目指す方が良いといえばそうなのですが、これは大工にかぎらず新しいステージに挑戦する時には誰しもが当てはまるものです。

若いうちから現場で働く人が多い大工業界は、自分より若い人が先輩となり、色々と教えてもらうことも多々ありますが、教えてくれる人に敬意を持ち、全てを吸収してやるという気概や根性があれば、良好な師弟の関係を築くことが可能です。
教科書から学べるものではない大工としての技術や勘は、現場で先輩を間近で見て自ら経験しないと得ることはできないものです。この関係を重要と捉えることができかどうかが、スキルアップ出来るか否かに繋がります。

大工業界で重宝される建築士の資格も、建築系の専門学校に入らないかぎりは、現場での実務経験が必要となるため、年齢の壁はないとはいえ、早めに行動に移すことは重要かもしれません。

資格や免許は必要ない!

他の専門職に就くためには、それに見合う資格や免許が必要なことが多いですが、大工になる、という一点だけ見れば必要な資格というものは実はありません。

始めるためにはその身1つあれば良いのです。
これは、大工になってみたいと思う人の背中を押してくれる材料の1つだと思います。

ある職業に就きたいと思っても、特別な資格を取るために時間と労力を費やさなければならないと思うと、考え直してしまいますよね。
前述のとおり、実務経験を得ることで取得可能になる資格があることから、大工になりたい、という気持ちがあれば、その日その瞬間から動き出せるのです。

 

大工という仕事に年齢制限はありませんが、体力のある若いうちに経験を積んでおくのがベストであることは間違いありません。
しかし、年齢を気にしすぎて、なれるかなれないか悩む日々を過ごすより、やる気と根性を持って実際に大工の見習いとして働く方が有意義だと思いませんか?

最近では建築業界のダイバーシティも進んでおり、女性の大工も徐々に増えつつあります。
大工という仕事にやりがいを感じ、楽しさを見出せることができる人が、年齢性別問わず増えることは、業界にとってもより良い流れになります。
建築業界に入る手前でくすぶっている方は、まずは果敢に挑戦してみてくださいね。