家づくりでお困りの方へ!基礎工事についてわかりやすく解説します!
2022年1月24日(月)
家作りにおいて、重要な工程は基礎工事です。
建物を建てた後に確認することはできないため、施行中にチェックすることをおすすめします。
そこで、今回は基礎工事の種類とその工程を紹介します。
□基礎工事の種類
基礎工事の種類は3つあります。
1つ目はベタ基礎といい、日本で多く採用されています。
メリットは、地中からのシロアリや湿気を防ぎ、家の重さを分散させることができることです。
デメリットは、コストが高いことと、1〜2年はコンクリートから出る水分対策が必要なことです。
2つ目は布基礎といい、鉄筋を使用せず、壁に沿ってコンクリートを打設する方法です。
メリットは、コストが低いこと、そして軽いため地盤への負荷がかからないことです。
デメリットは、床下空間がないため、点検がしづらいことと、長期優良住宅に認定されないことが挙げられます。
3つ目は床下のない、SRC基礎という基礎です。
メリットは床下がないため、湿気が入らず、シロアリも発生しないこと、地震の揺れを分散してくれることなどが挙げられます。
デメリットは、工程が長くなることです。
□基礎工事の流れ
基礎工事の流れは大きく分けて7段階あります。
1段階目にするのは地縄張りと遣り方工事です。
この工程では、建設する建物の位置を確認してから、図面に書いてある位置や高さなどの情報を写すために遣り方を出し、建物の位置を決めていきます。
2段階目は、掘削工事です。
通称根切りといい、地盤を掘り起こす作業を行います。
3段階目は砕石敷きです。
石を敷き詰め、地盤を固めます。
地盤を固めることで、建物が沈むことを防止します。
4段階目はコンクリートを流します。
この工程では、工事を進みやすくするために、コンクリートを流し込みます。
直接強度などに影響はありませんが、作業を進めやすくするために必要な工程です。
5段階目は、配筋と言って、鉄筋を図面通りに組み立てていきます。
6段階目は、型枠を組み、コンクリートを流します。
コンクリートを流す前にボルトで基礎と構造材を繋ぎます。
コンクリートを流した後は、一定の日数を置く必要があります。
7段階目は、型枠を外します。
最後に、コンクリートやボルト等の基礎の不良がないかを確認し、終了です。
□まとめ
今回の記事では、基礎工事の種類と工程に関してチェックするポイントを紹介しました。
知識をつけて、施行中に確認することが大切です。
家づくりの際には、ぜひこの記事を参考にして確認してみることをおすすめします。